第5章 VSストーカー
「…………………。」
ストーカーは何かボソボソ言っているが何も聞こえない。
『なんですか?』
「ありえないありえないありえないっっっ!」
!?!?
ストーカーは声を張り上げ、怒りをあらわにした。
「なに?他の男って。耀ちゃんには僕しかいないんだよ?その男より耀ちゃんを想っているのは僕なんだ。世界で1番耀ちゃんを愛しているのは僕なんだ!なのに、君は僕を裏切るの?ねえ…ねえっ!!!」
ガシャガシャッ
ストーカーが怒り狂いながら門を揺らす。
私は恐怖のあまりその姿をただ見ていることしか出来なかった。