第4章 普段怒らない奴は怒るとメッチャ怖い
19:40、〇〇にて
夜荘達真選組は山崎からの連絡を待っている
夜荘はずっとアジトを遠くから眺めていた
(貴「人質が…20人弱、か」)
気配察知に特化した彼は山崎の連絡より先に状況を確認する。敵は50人ほど、人質は20人弱である。その人質の中に、懐かしい気配がした。銀色の男が思い浮かぶ
(貴「まさか…な」)
あんな男がここにいるわけがない、と夜荘は考えるのをやめた。すると彼の肩を近藤が軽く叩いて「どうしたんだ?」と顔を覗き込む
貴「なんでもねぇよ」
近「そうか?なんか気難しそうな顔してたぞ」
「あー…そう?」と夜荘は頭をかいた。近藤はかれの隣に座り、話し始める
近「俺は夜荘の過去を知らない。けど、たとえお前が何者であろうと、俺はお前を信じてるからな」
彼は夜荘に真剣な眼差しを送る。夜荘はキョトンとしたが、耐え切れずフハッと吹き出した
貴「なんだよ今更。心配すんな。俺はお前らを自ら裏切ろうとしないよ…近藤はゴリラらしくしてればいいさ」
ゴリラ「おう…ってちょっとォォォ?!! なんかおかしいんだけど!! あと表示もゴリラじゃないから!!」
貴「うるさいゴリラ」
ゴリラ「夜荘酷いッッ!!。゚(゚´Д`゚)゚。」