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【DB】彼岸花

第10章 現れた幼馴染み


〜 悟飯side 〜





ーー 孫家・悟飯自室


ビ「この問題は?」


飯「ああ、ここはですね……」


悟天が神殿に出掛けてすぐ、ビーデルさんが家に来た。
学校の宿題で解けない問題があるらしく、ボクに教えて欲しいと言ってきたのだ。


ビ「ありがとう悟飯くん、助かったわ」


飯「いえ、ボクに出来る事ならまた言って下さい」


チ「ご飯出来ただよ〜!!」


部屋の外からお母さんが声を掛けてくる。
時計に目をやると針は午後12時20分を指している。


飯「あ、はいお母さん!!ビーデルさん、行きましょう」


ビ「ええ。いつもご馳走してもらってごめんなさいね」


飯「いえ、ビーデルさんなら大歓迎ですよ。お母さんも喜びますし………ん?」


突然不思議な気を感じて窓の外を見る。


(この気…何処かで感じた事があるような……)


すると、空に大きな白い光が現れた。


ビ「悟飯くん…アレ…!!」


飯「と、とにかく外に出てみましょう!!」


急いで外に飛び出る。


チ「な、なんだべありゃあ!?」


お母さんも家から出てきて空を見上げる。


飯「わかりません。でも、不思議な気を感じます。この気…誰かと似てるような……」


ビ「あっ、悟飯くん!アレ!!」


考え込んでいると突然ビーデルさんが声を上げた。
指差す方を見てみると、光の中から何か出てきた。
よく見ると人のようだ。


その人は光の中から弾き出され、真っ逆さまに落ちてきた。


飯「危ない!!」


急いで真下まで飛んで行き、落ちてきた人物を受け止める。
どうやら男性のようだ。
珍しい服装をしている。


飯「この服、蓮さんの着ていた物に似てるような……あっ!!」


(そうだ!この不思議な気…蓮さんと似ているんだ!!もしかしてこの人、蓮さんと同じ世界から来たんじゃ……)


ビ「ご、悟飯くん…!!大丈夫その人!?」


後ろからビーデルさんが飛んで来た。


悟飯「ビーデルさん、ボクちょっと神殿に行って来ます!!」


ビ「え?神様の神殿へ?あっ!ちょっと、悟飯くん!!」


後ろから呼ぶビーデルさんの声は耳に入らず、ボクはその人を抱えて急いで神殿へ飛んだ。
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