第7章 歓迎パーティー
飯「なるほど!それなら蓮さんの叔父さんに捕まらずに逃げられそうですね。流石お母さん!!」
チ「だべ?それに、もしかしたら蓮さは崖から落ちて死んだと思ってるかもしれねぇだ」
飯「確かに…。蓮さん、蓮さんの叔父さんは蓮さんが落ちるのを見ていたんですか?」
蓮「ああ…見ていた……」
軽く鼻を啜って答える。
飯「ならきっと大丈夫です!たとえ帰っても、きっともう大丈夫です!!」
悟飯があたしの手を握って言う。
その力強い口調が、少しあたしの心を立ち直らせてくれた。
蓮「…うん、ありがと悟飯。そうだな…きっと大丈夫だよな……」
あたしはまだ涙の跡が残る顔でニコッと笑った。
やっと笑ったあたしを見て、ピッコロが安心した様に顔を緩めたのが横目で見えた。
ブ「ねぇ蓮ちゃん。元の世界に戻っても一人きりで大変でしょう?もしよかったら、このまま此処に居てくれてもいいのよ?」
蓮「ブルマさん……ありがとうございます。あたしも、出来れば此処に居たいです。けど、あっちの世界に大事な友達がいるんです。ちゃんと帰らないと……」
ブ「そう……でも、そういう選択肢もあるって事、覚えておいてね?」
蓮「はい…ありがとうございます!!」
ブ「よし!蓮ちゃんも元気になったことだし、改めて飲み直しよ〜!!」
全員「「「よっしゃあ!!」」」
ト「蓮姉ちゃん、ケーキ食おうぜ!!」
天「ボクも食べる!行こう、蓮姉ちゃん♪」
蓮「ああ、一緒に食うか♪」
悟天とトランクスに手を引かれ、デザートのテーブルへと走る。
けど、そんなあたしの背中をピッコロが切なそうな顔して見ていた事をあたしは知らない。
オマケ→