第7章 歓迎パーティー
〜 ピッコロside 〜
今、目の前でヤムチャが蓮に質問をしている…「好きな人がいるかいないか」という質問だ。
オレは自分がわからずに皺を寄せる。
ヤムチャの質問に…いちいち耳が反応してしまう。
(…何故、蓮の答えがこんなにも気になるんだ……?)
ヤ「じゃあ、今は彼氏も好きな人もいないんだ?ならさ……よかったら今度、オレとデートしない?」
蓮「え!?え…と……////」
目の前の光景にオレは苛立った。
(クソッ、何なんだ!?無償にイライラする!!)
何故かヤムチャを殴り付けたい衝動に駆られる。
腕組みをしたまま、指が落ち着きなくトントンと動いている。
ヤ「ね、楽しいとこいっぱい連れてってあげるよ?都の案内ならオレに任せて♪」
なおも蓮を誘い続けるヤムチャ。
オレのイライラがピークに達しようとした時、ずずいとブルマが割って入ってきた。
ブ「ちょっとヤムチャ!ナニ蓮ちゃん口説いてんのよ!!あんた彼女いるでしょ!?」
ヤ「え?あー…彼女は……別れちゃった…」(汗
ブ「はあッ!?なんで!?確か神龍に頼んだネックレスあげた娘よね?まさかあんた、また浮気して振られたんじゃないでしょうね!?」
ヤ「いやぁ…ハハハ」(汗
ブ「こンの…バカヤムチャ!!」
ブルマの剣幕に「何だ何だ?」とギャラリーが集まってきた。
ブ「誰のせいでドラゴンボール集められないと思ってんのよ!?最低ねあんた!!蓮ちゃん、こいつに近付いたら妊娠させられちゃうわよ!?」
蓮「なっ!?えっ、あっ、ええぇーーーっ!?」
ヤ「なんだよ、オレそんな酷いことしないって!!近付いたら妊娠って…そりゃベジータだろ」
全員の視線がベジータに集まる。
ベ「な、なんだ貴様ら!?こっちを見るな!!殺されたいのか!?」
ベジータが真っ赤になって怒っている。
その様子が可笑しくて全員が笑い出した。
オレは、蓮がヤムチャから離れたのを見て少し安心した。