第7章 歓迎パーティー
外に出るといつの間にか辺りはだいぶ暗くなっていた。
けどライトアップされているので、昼間みたいに明るい。
沢山のテーブルの上に綺麗に並べられた大量の料理。
どれもこれも凄く美味そうだ。
肉に魚にスープ、麺類やらチャーハンなどよりどりみどり…デザートも大量にある。
今此処に瑠花がいたら真っ先に食い付いていただろう。
ト・天「「ケーキだ~!!」」
あたしの手を引いていたトランクスと悟天は、ケーキの並ぶテーブルに猛ダッシュ。
ブ「コラ、二人共!まだ食べちゃダメだからね!!」
ト・天「「はあ~い♪」」
良い返事だ。
だけど、ブルマさんが目を離した隙にコッソリ口に入れてやがる…(汗
見なかった事にしてやろう。
色とりどりの綺麗な料理に目を奪われながらブルマさんに着いて行くと、人が集まっているのが見えた。
ブ「あ、いたいた。おーい!!」
ブルマさんが手を振ると、気付いた一人が近寄ってくる。
「よう!おめぇが蓮か?」
声を掛けてきたのは左右に爆発したような頭の人。
悟天とソックリなところを見ると、この人が悟空さんか。
爽やかな笑顔につられてあたしも笑顔になる。
悟「おい、みんな!蓮が帰ぇってきたぞ〜!!」
悟空さんの声を合図に談笑していた人達がゾロゾロとこっちへ集まってきた。
「へぇ~、あんたが異世界から来たって子け?」
「暫くこっちへいるんですよね?色々話を聞かせて下さい」
「なんか困った事があったらいつでも言えよ。な、18号?」
18「ああ」
「それにしてもめちゃくちゃ可愛い子じゃないか。よかったらオレが今度街を案内しようか?」
「ヤムチャさま……」
「本当にええ女子じゃわい。ピチピチとしてええのう〜♪」
一度に全員から話しかけられ返事が出来ない。
ブ「ちょっとあんた達!そんな一気に話し掛けるからビックリしてるでしょ!?それにしても、みんなもう蓮ちゃんの事ある程度知ってんのね」
「はい。待ってる間にピッコロさんが話してくれましたから」
礼儀正しくて優しい笑顔をしているこの人は…恐らく『孫 悟飯』。
全員が集まるとブルマさんが一人一人紹介してくれた。
ブルマさんの話に聞いていたとおり、みんな明るくて凄く賑やかだ。