第7章 歓迎パーティー
ベ「ハッハッハッ!!いいザマだなピッコロ。ガキ二人のお守りとは同情するぜ」
ピ「……お前もな」
ベ「……チッ」
まだ山のような荷物を抱えたままのベジータさんは、その場に全部放り出した。
ブ「ちょっとベジータ!もっと丁寧に扱いなさいよ!!ホント乱暴なんだから」
慌てて拾い上げるブルマさんとあたしにピッコロが近付く。
ピ「随分多いな…3ヶ月でそんなに必要なのか?」
蓮「いや、それが…」(汗
ベ「そんなわけがあるか!!半分はブルマだ!!」
ブ「うふふ~、蓮ちゃんの服とか見てたらつい…ね♪」
ピッコロがベジータさんに同情の目を向ける。
気の毒なベジータさんは不機嫌そうにゴロリとソファーに寝転がった。
ト「ねぇねぇ、姉ちゃんが蓮って人?」
いつの間に来たのか足元にはさっきの子供達。
薄い紫色の髪に綺麗なブルーの瞳と黒のツンツン髪にキラキラと輝く瞳。
二人共凄く可愛い。
蓮「トランクスと悟天だよな?初めまして、朝霧 蓮です」
ト「え、オレ達の名前知ってんの?」
蓮「ブルマさんに聞いてたから。見てすぐわかったよ」
天「そっか〜。ねぇねぇ、お父さん達も来てるんだよ。外に行こうよ♪」
悟天があたしの手を引っ張る。
ブ「孫君達はもう来てるのね。他の皆はまだ?」
ト「ううん、もう皆集まってるよ。悟天のママと18号さんは外でご馳走並べてる。他の皆はお喋りしてたよ」
ブ「あらそう!皆早いのね~。じゃ、私も手伝いに行かなくちゃね」
蓮「えっ、メシの準備って…いつの間に?」
ブ「ああ、気が付かなかった?コレよコレ」
ポケットから出てきたのは、沢山のボタンが並ぶ小さな機械。
ブ「コレをね、ピッピッと押すとロボットが命令どおりのメニューを作っておいてくれるってわけ」
蓮「スゲェ…携帯かと思ってました」
ブ「でしょ〜?私の発明なのよ♪普段はあまり使わないけど、今日みたいに大量の食事がいる時には便利なのよね。後は出来上がった料理を並べるだけでいいってワケ♪さ、外に行きましょ♪」
ブルマさんの凄さに改めて感動する。
あたしは悟天とトランクスに手を引かれながらブルマさんの後に続いた。