第7章 歓迎パーティー
ーー CC・リビング
ブ「たっだいま~♪」
ブルマさんとリビングへ入ると、ピッコロが……暴れていた。
ピ「クソッ、降りろ!纏わり付くな!!」
ピッコロの身体に子供がしがみ付いて笑っている。
いや、身体というよりマントか。
大きなマントの真ん中あたりに子供が二人しがみ付いている。
「オレ、絶対勝っちゃうぜ?」
「ボクだって負けないよ!!」
どうやらどちらが振り落とされずに残れるか勝負しているらしい。
ピッコロが後ろに手を回すも、クネクネと器用に身体をねじって躱している。
バサバサとマントを揺らしても、一向に落ちる気配はない。
ブ「あら〜、トランクスに悟天君。ピッコロに遊んでもらってんの?よかったわね〜♪」
ピ「良くないわ!!クソッ、いい加減にしろ!もう許さんぞ!!」
再び後ろへ回されたピッコロの両腕……が、いきなり伸びた。
(なっ…の、伸びた!?)
ト・天「「うわぁっ!」」
チビッ子達の首元を掴むとマントから引き剥がし、目の前へと下ろすと同時に…
ゴズン!!
かなり痛そうな拳骨を落とした。
(ちょ、幾らなんでもガキ相手にその拳骨はねぇんじゃ……)
尋常じゃない音に驚く。
が、心配をよそに…
ト「イッテェ~!」
天「イチチチ……」
ト「今のは悟天の方が先に離れたよな?」
天「違うよ!トランクス君の方が先に手を離したよっ!!」
ト「オレの勝ちだ!!」
天「ボクの勝ちだもん!!」
本人たちは結構大丈夫そうだ。
(なんて頑丈なガキ共だ……)(汗