第6章 振り回される二人
ドラゴンボールを7つ集めると神龍という龍が出現し、2つ願いを叶えてくれる。
2つ願いを叶えるとドラゴンボールは世界中に散らばり、1年間ただの石となる。
だが、叶えた願いが1つだけならば4ヵ月後に再びドラゴンボールとして復活する。
これがブルマさんに教えてもらったドラゴンボールの仕組みだった。
蓮「2つも願い事を叶えられるとか…スゲェな」
ブ「でしょ〜♪で、知り合いのバカヤムチャって奴が1ヶ月前に1つ願い事しちゃったから……」
蓮「次に願いが叶えられるのは4ヵ月後…つまりあと3ヶ月先ってことですね」
ブ「ピンポーン♪そういう事♪」
蓮「じゃあ、少なくともあと3ヶ月は此方の世界で生活しないといけないんですね」
ブ「そうね…でも心配しなくてもいいわ。うちに住んじゃいなさいよ♪」
蓮「え?」
ブ「部屋なんかいくらでも余ってるし、遠慮する事ないわよ。構わないわよね、ベジータ?」
ベ「好きにしろ」
ブ「だそうよ♪今日からよろしくね、蓮ちゃん♪」
蓮「は、はい!ありがとうございます!!」
ブルマさんにお礼を言い、隣のピッコロを見上げる。
ピ「神殿でも構わなかったが、此処の方が何かと便利だろう。暫く世話になるんだな」
蓮「ああ」
お世話になる場所が見つかったのは嬉しいけど、ピッコロと離れるのはなんだか少し寂しい。
(どうしたんだ…あたし……)