第6章 振り回される二人
ピ「で、無理とはどういう事だ?」
ピッコロが話を戻した。
ベ「簡単な事だ。先月、神龍を呼び出した奴がいる」
ピ「な!?まさか!!」
ブ「まさかも何も、本当の事よ。だって呼び出したのはヤムチャだもの」
神龍って何だ……?って思ったけど、取り敢えず黙って話の続きを聞くことにした。
ブ「しかもその理由がお粗末なのよ?『彼女が欲しがってるネックレスが欲しい』ですもの。バカよバカ。全く、あいつは神龍を何だと思ってんのかしら……」
ブルマは呆れたように大きな溜め息をつく。
ピ「……チッ…全くだ。呆れてものが言えん。先月と言ったな……ああ、そういえばデンデをナメック星へ遊びに連れて行った日があったか……」
ブ「ピッコロが知らなかったって事はきっとその日ね。でも不幸中の幸いと言えるのかしら。ヤムチャが願ったのは1つだけよ」
ピ「……!!そうか、それならあと3ヶ月で……」
ベ「おい、ベラベラと喋るのは勝手だが、そこの女が話についていけていないようだぞ」
ベジータさんが顎であたしを指した。
ブ「あっ、ごめんなさいね。ピッコロ、ドラゴンボールの事詳しく教えてないの?」
ピ「ああ。7つ集めれば願いが叶う事だけ教えれば充分だろうと思ってな」
ブ「そうね。ヤムチャのバカのせいでややこしい事になってなければね」
そう言ってブルマさんはドラゴンボールの事を詳しく教えてくれた。