第5章 いざ、CCへ
ーー 神殿内・食堂
ポ「蓮、よく眠れたか?」
食堂で、ポポが遅くなった朝食を出してくれる。
蓮「ああ、お陰様でグッスリ眠れたよ。またメシ作らしちまって悪りぃな。今朝はあたしが作ろうと思ってたのに……」
申し訳なくて頭を下げる。
ポ「構わない、人に作るの久しぶりで楽しい。沢山食べろ」
蓮「ありがと!いただきます!」
起きるのが遅かったせいか、腹が減って堪らない。
ポポの美味いメシをあっという間に平らげた。
(人にメシ作って貰うの…何年ぶりだろう……)
食後の茶を啜りながらふと思った。
もうここ数年、食事なんて作って貰った事がない。
その事を話すと迅が作ってやろうかと言ってきたが、調理実習の時にあいつの料理の酷さを知っていたから丁重に断った…(苦笑
丁度茶を飲み干したところでピッコロが食堂へ入ってきた。
ピ「食事は済んだな?では、今からカプセルコーポレーションへ連れて行く。準備はいいか?」
蓮「カプセルコーポレーション?」
ピ「昨日話していたブルマの住んでいる家だ」
蓮「ああ、なるほど…わかった。ポポ、メシ美味かったよ。ご馳走様」
湯のみをテーブルに戻して立ち上がる。
ポ「気をつけて。ドラゴンボール、すぐ見つかるといいな」
蓮「ああ、行って来る!」
あたしはピッコロの後に付いて神殿の外へ歩いた。