第11章 認めた想い
迅「『なんでだ?』じゃねーよ!!お前修行終わった後倒れたんだぞ!?ピッコロさんがお前抱いて此処まで飛んで来てくれたんだよ!!」
蓮「え、ピッコロが?てか倒れた?」
迅「軽い熱中症だろうって言ってたけど、ホント無理すんなよ!?お前はすぐに無理して…いつか身体壊すぞ!?」
蓮「ご、ゴメン…」(汗
あまりの剣幕にとりあえず謝ったけど、まったく倒れた記憶がない。
(熱中症?確かに今日暑かったけど…熱中症なるほどだったか?修行終わってピッコロと雑談して、その後……)
必死に思い出そうと脳内で修行中から修行後の映像を再生させる。
ピ『そろそろお前を返さんとブルマがうるさいな。送っていくから立て』
ぶっきらぼうに言い手を差し出すピッコロ。
蓮『ああ、ありが…わっ!』
その手に掴まり立ち上がるが、組手の疲れで足に力が入らず前のめりに倒れ込む。
ピ『おっと』
すかさずピッコロが抱き止めてくれた。
ピッコロに掴まりなんとか体勢を立て直す。
蓮『ご、ゴメン。ありが……』
パッと顔を上げるとすぐ目の前にピッコロの顔があって、一瞬呼吸が止まった。
それはピッコロも同じようで、息を呑む音が聞こえた。
(ヤバ…顔近い…////)
さっきより顔が熱くなるのを感じた。
お互いの息が掛かりそうなほど近い顔…綺麗な目…端正な顔立ち…。
目を逸らせないでいると突然顔を引き寄せられ、それと同時に唇に何か温かいモノを感じた。
蓮「☆%▲※$%#■¥〜〜ッッ////!?!?」
思い出した途端顔がボンッと音がなるくらい急激に熱くなり、顔を覆ってその場に包まり悶絶する。
迅「な、なんだ!?どうした蓮!!」
突然の奇行に驚く迅の声が聞こえたけど、あたしはそれどころじゃなかった。