第11章 認めた想い
蓮「確かにあたしにとって迅は大事な幼馴染で親友だ、また突然次元の狭間が現れてあいつを連れてっちまうかもって心配もある。けど、今はお前との修行が優先だ。わかるか…?あたしはあいつじゃなく、お前を選んだんだ」
ピ「蓮…」
蓮「それともアレか?お前はあたしに帰ってほしかったのか?」
ピ「な!?そ…そんなわけないだろッ!!」
食い気味で怒鳴られ思わずビクッとなって今度はあたしが目を見開く。
ピ「!?…す、スマン」
ハッとなったピッコロが慌てて謝ってきた。
別に謝る事ないのに。
蓮「い、いや、あたしこそゴメン…。でも良かった、帰れって言われたらどうしようかと思ったよ」
笑いながら言うと今度は赤くなるピッコロ。
蓮(あぁ、だからそんな反応すんなよ。期待すんだろ……)
もしかしたら、少しは可能性あるのかな…って。
ピ「よ、よし!では修行を再開するぞ!早く表へ出ろ!!」
蓮「あいよ、お師匠様」
無理に笑顔を作り、二人で外へ出る。