第1章 「グリンデルバルドの脱走」
天井まで水が満ちた馬車の中で、二人の闇祓いとスピールマン、
そしてアバナシーは息を詰める。
スピールマンは水に漂う小瓶を捕まえようとしたが、チュパカブラに阻まれ両手を縛られたままのアバナシーが口で小瓶を捕まえた。
「友よ、君は我が大義に加わったのだ。」
グリンデルバルドはチュパカブラをスピールマンからもぎり取るとチュパカブラは甘えるように、グリンデルバルドの手に血だらけの顔を擦り付けた。
「もういい、分かったよアントニオ。
私に甘えていいのは________彼女だけだ。」
グリンデルバルドはそう呟くと、チュパカブラを外に放り投げた。
そして開いている扉からスピールマンを魔法で吹き飛ばし、続くように杖も放り投げた。
落下しながらなんとか杖を掴んだスピールマンは、グリンデルバルドのかけたクッションの呪文でゆっくりと海に向かって落ち
自分の馬車が、欧州の空に向かって矢のように飛び去るのを見つめていた__________
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実は私、映画ファンタビⅠとⅡを3回映画館で見てしまいました…ハリポタシリーズが大好きで小説も全巻本棚にある程なのでファンタビが始まった事に凄く嬉しさとワクワクを感じています(笑)
共感してくれたら嬉しいです!!( ˙꒳˙ )