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ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生

第4章 「貴方に会いに」


「私達、同じ目的であのサーカスに居たようですね、ムッシュー…お名前は?」




「カーマ、ユスフ・カーマです。そう、貴方の仰る通りです」




「クリーデンスの何がお望みですか?」




「貴方と同じです。」







ティナは「と言うと?」と聞くと、
カーマはその質問に対して詳しく説明してくれた。







「あの男が何者かをはっきりさせること。
もし噂通りなら、あの若者と私は____遠縁だが…血が繋がっています。私はさる純血の一族の最後の男子です…もし噂通りなら、彼も同じなのです。」







カーマはポケットからタイコ・ドドナスの予言の書を
取り出し、ティナ達の気を引こうとするように目の前に差し出した。







「タイコ・ドドナスの予言の書を読んだことがおありでしょうね?」




「えぇ。でもそれは詩であって、証明では無いでしょう?」




「もし、彼の素性を証明するもっと良い…
具体的な___何かを貴方にお見せ出来たら、
アメリカや欧州の魔法省は、彼を殺さないでくれるだろうか?」




「多分…」




「それなら、来てください。」








カーマは立ち上がり、
ティナとコウヒもそれに続き着いて行った______











その頃、グリンデルバルドが髑髏の形をした
光る水ギセルを吸って煙を吐き出した。



アコライト達が見つめる中、その煙は黒く渦巻き赤い閃光を放つオブスキュラスの形になりクリーデンスのイメージに変わっていく。







「すると…クリーデンス・ベアボーンは、育ての母親に滅ぼされかけ、今度は生みの母親を求めているのか。必死で家族を求めている。愛に飢えているのだ。彼らこそ我らが勝利の鍵だ。」




「でも、こいつの居場所は分かっているのではないですか?
とっ捕まえてここを離れましょう!」




「自分の意思で私の元に来なければならないのだ。
_______あの子はそうする。」







グリンデルバルドは、客間の中央に浮かんでいるクリーデンスの幻影をもう一度見つめた。









***





たまたま今日はバイトお休みだったので、
映画「Fate heaven'sfeel」を見に行きました…
兎に角…桜ちゃんが可愛かったです♡
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