第3章 「懐かしかい再開」
「『ニュート・スキャマンダーと婚約者のリタ・レストレンジ、兄のテセウス、姓名不詳の女性』」
「違う、リタと結婚するのはテセウス…僕じゃない。」
「まぁ!あらら…ねぇ、ティーンがこれを読んだの。
「コウヒという素敵な彼女が居ながら何してるの」ってカンカンだったわ…まぁ、私もこれを見て怒ってたけどね。」
この雑誌を見てティナが他の人とデートをし始めたらしい。
闇祓いで名を【アキレス・トリバー】と言う人らしい
ニュートは、その事よりもジェイコブの上体を伺っていた
だらしない食べ方をしており一人で鼻歌を歌い、塩を飲もうとしていた。
「とにかく……ここに来れて嬉しいわ、ニュート
この旅は___あのね、実は私とジェイコブ…結婚するの!」
「ジェイコブと結婚するの!」
ジェイコブは自分の顔に飲み物を浴び、
通常の喜び方にしては少し違う違和感をニュートは感じた。
「(ジェイコブに魅惑の呪文をかけたんだろう)」
「かけてないわ。」
「心を読むのをやめてくれないか?
(クイニー、来たくないジェイコブを連れてきたな)」
「まぁ、止めてよ…そんな人聞きの悪い。
見て__この人幸せそうでしょ、とっても!」
「なら、僕がこうしても構わないだろう__」
ニュートは杖を取り出してジェイコブの前に
立とうとすると、クイニーがジェイコブの前に立ち塞がった。
「止めて!」
「クイニー、ジェイコブが結婚したいなら何も心配要らない。
魔法を解いてあげて、自分の口でそう言わせればいい。」
辛い数秒後、クイニーがやっと脇に避けた。
「何をする気だ?一体そいつで何を…
ミスター・スキャマンダー?」
「サージト、目覚めよ。」
ジェイコブの頭からハートの煙が出ていき、
バケツで水を浴びせられた反応になって我に返った______