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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第4章 悪魔と、死神と、切り裂きジャック






「(うぅ………うぅ……)」


普段おとなしく控え目なマリアンヌだが、一心不乱にアンダーテイカーの服のホックを全て外すと、あっという間に半裸状態にしてしまった。


「(…アンダーテイカーさん……)」


マリアンヌは長い前髪を横に払いのけ素顔をあらわにすると、黄緑の燐光を見つめながら顔についている傷跡を中指でそっとなぞる。
アンダーテイカーの肌は女のマリアンヌでも羨ましく思ってしまうくらい色白でなめらかな肌質だが、縫合されているこの部分はわずかに色が濃くなりかたくなっている。


その傷跡ははだけた胸元にもいくつか存在していた。


アンダーテイカーについている傷跡の原因は聞いた事なかったが、そんなことはどうでもよかった。

マリアンヌは自分の下で半裸状態で横たわる妖しくも美しい死神に、吸い寄せられるように身体をかがめると、胸元についている傷跡に唇をあて無数の赤い跡をつけていった。


「………っ!!」


驚いた様子のアンダーテイカーに軽く腕を掴まれてしまうが、マリアンヌは構わずに続けた。

はだけた胸元に無数の跡をつけ、首筋や耳を舌先で愛撫し、強引に口付けをする。

マリアンヌ自身でできる事を必死に考えてやってみた。





すると、跨っている部分から感じるゴリッという硬い感触。マリアンヌはその反応に少し安心をすると、みずからはいている下着をスルリと脱いだ。


「……マリアンヌ、小生のことが欲しくなっちゃったのかい?」



今その質問を、アンダーテイカーに対してうまく答える自信がなかったマリアンヌは曖昧に首を振ることしかできなかった。






マリアンヌは、ただ確かめたかったのだ。
自分はあの殺された娼婦達とは違うのだと……

汚く無慈悲に傷つけられた日々から自分はもう解放されている。自分は今アンダーテイカーに心から愛されて幸せなのだと、腹の底から叫んで確認をしたかったのだ。



アンダーテイカーの許可もとらずに下半身のベルトを外し、硬くそそり勃ったモノを取り出すと、マリアンヌは迷うことなく自身の中に挿入をした。






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