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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第18章 番外編・死神は紳士?





月が昇り、日付がかわり、刻々と時刻は深夜へと変ってゆく。



「(はっ…はっ…あぁ…もう…もう……)」



全身でアンダーテイカーの愛を受け止めていたマリアンヌだったが、もう流石に限界のようだ。


短くて浅い呼吸を繰り返し、意識も朦朧としている。


「(はっ…はっ…あぁ…待って…うぅ…んん…あぁぁん…!!)」


意識が朦朧としていても、送り込まれる快感に身体は正直に反応してしまい、何度も何度もマリアンヌを絶頂へと導く。






きっと、明日の朝は全身が怠くて昼過ぎまで起き上がる事はできないだろう。

きっと、そんなボロボロな自分の姿を見て、アンダーテイカーはまた欲情し、ベッドに再連行するのだろう。




でも…でも……

それでいい……

ボロボロになるまで抱かれても、ヘトヘトになるまで攻められても、それはアンダーテイカーからの愛の証。

アンダーテイカーが自分しか愛していないという証なのだ。



アンダーテイカーが溢れる程の愛を注ぐのは自分だけ。

それはそれはなんと幸福な事か。




「(あ、あぁ…ごめんなさい…わたし…もう…もう……)」




溢れんばかりの愛をその中に注がれたマリアンヌは、一言詫びを入れると完全に意識を手放してしまった。




「……マリアンヌ、今夜も無理をさせてしまったね。でも小生、まだまだ足りないよ?明日また…ゆっくり抱かせてもらうからね〜?イッヒッヒッ…」



一足先に夢の世界へと行ってしまったマリアンヌの頭を撫でながら、実に勝手な約束をしてしまうアンダーテイカー。


だが、マリアンヌは幸せそうな表情で眠りながら小さく口を動かす。



「(アンダーテイカーさん…愛しています…)」



「小生も愛しているよ…おやすみ、愛しいマリアンヌ。“また”、明日ね…」



極上に甘い睦言に満足すると、アンダーテイカーはマリアンヌを抱きしめながら眠りについた。








ーfinー





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