第3章 「DNH企画」死神とハニーソルト
布団に潜り込んだアンダーテイカーから舌での愛撫をされてしまえば、もう抵抗などできなくなってしまう。
寝起きの低体温の身体が愛撫をされている箇所から中心に一気に熱を帯びていくのを全身で感じる。
「(あぁ……アンダーテイカーさん……今日の朝はしませんって、昨日の夜あれだけ言ったのに……あぁ…)」
どうやらマリアンヌは昨晩の情事の前に散々アンダーテイカーに忠告を入れていたようだったが、当の本人は都合の悪いことはいつもとぼけて忘れてしまう。
しかし自身の言葉とは裏腹にベッドの中からはピチャピチャと厭らしい水音が聞こえてくる。
悔しいが、この水音は自分が響かせている音だ。
「(あぁ……はぁ……)」
マリアンヌの弱い所を知り尽くしているアンダーテイカーの愛撫はすぐにマリアンヌを快楽の絶頂に導こうとする。
「(あぁ…もう…イッちゃ…)」
その時だった。
──バサッ──
達する直前でアンダーテイカーは舌での愛撫を一旦中止して、マリアンヌの耳元で妖しく囁いた。
「どうだいマリアンヌ?小生としたくなったかい?」
布団をめくって現れたアンダーテイカーは妖しく笑いながらマリアンヌを見下ろしている。
息を上げ赤くなった頬に柔らかい銀髪がパラパラとマリアンヌの顔をかすめていく。
ここまで火をつけられてしまっては、1人ではもうどうすることもできない。
「さぁマリアンヌ、早く小生を欲しがっておくれ。」
マリアンヌはアンダーテイカーの長い銀髪を両手で掴んで引っ張ると、強引に口づけて答える。
舌を絡ませながら必死にしがみついていると、すぐに疼いていていた秘部からは求めていた刺激が送り込まれてきた。
「(あぁ……!)」
ギシギシとベッドを軋ませなが攻め立てる激しい情事に、意識を持っていかれそうになるが、今日はニナの店に行くのだ。
何度目かの絶頂で意識を失いそうになったが、アンダーテイカーが欲望の果てを注ぎ込むまで、なんとか持ちこたえる事ができた。
「おはよう〜、マリアンヌ、愛してるよ。」
朝の情事が済むと、アンダーテイカーはいつもの様にご機嫌であった。