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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第10章 その死神、激情






アンダーテイカーがやってきた事などまったく知らないマリアンヌは、セバスチャンから送り込まれる快楽に完全に溺れきってしまっていた。



激しく膣内の弱い所を指で責められ、同時に強く感じてしまう首筋や、薄紅色の美しい胸の頂にも舌で執拗に愛撫を受けてしまえばもう何も考えられなくなってしまう。


「(あぁ……ん……アンダーテイカーさん…お願い…もっとぉ…)」



「まだ足りないのですか?困りましたね…」



セバスチャンは困った顔をしながらも、マリアンヌの要望どおりに往来させる指の動きをさらに激しくし、その奥で出番を待ってる絶頂感を誘い出した。



「(いやぁ…!あぁん……もうダメ…わ、わたし……)」


セバスチャンの指がマリアンヌの良い所にあたったのだろう。マリアンヌは小刻みに震えながらセバスチャンの服をギュッと掴んだ。


そしてマリアンヌの中も急に締りが良くなりだす。

おそらく絶頂が近いのだろう。



「おやおや…こんなに締め付けられて…いったいどうなさいましたか?」


知っているくせにわざとらしい質問を投げかけるセバスチャン。


「(あ……あぁ…!わたし…もう…もう…イキそう…です…)」


「そうですか…ではこのまま逝かせて差し上げますので、ご安心下さい。」



「(あ…あ…!いやぁ!もう…もうダメ!わたし…イッちゃう…)」


マリアンヌが素直に答えればニタリと悪魔の笑みをこぼし、セバスチャンはビシャビシャと愛液のあふれる蜜壺に刺激を与え続けるとマリアンヌの身体はビクンと大きくしなり、あっけなく達してしまった。



「(はぁ……はぁ……はぁ……)」



肩を上下に動かしながら息を上げるが、マリアンヌはセバスチャンの首の後に腕をまわすと強引に唇を奪い舌を絡める。


「(ん……ふぅん…んん……)」


絶頂の余韻に浸るかのように何度も何度も角度を変えて深い口づけを堪能すると、マリアンヌはそっと唇を離した。

精力剤にあてられ自身の意思とは関係なく燻ってしまった欲望が今、セバスチャンの手により爆発するように発散させられた。


「(はぁ……はぁ……あ…あれ……?)」


すると、ボンヤリと虚ろな表情をしていたマリアンヌの目に、少しずつだが意識が戻ってきた。


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