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君は小生の宝物/葬儀屋/黒執事

第9章 フタリノキモチ






熱で意識が遠のきそうになるが、アンダーテイカーから送り込まれる甘くて激しい快感がそれを引き止める。


「(あぁ…あぁ…!!もう…もう…ダメ……)」



下半身を襲う浮遊感がさらに強くなると、もうどうにもならなくなってしまう。



「(いやぁ……!!いやぁ…!もう…もう…)」



せまりくる快楽の波に、マリアンヌかぶりを振りながら必死にアンダーテイカーの肩を掴み爪を立てた。



「そのまま我慢なんかしないでイッてしまいな…」



「(あぁ…アンダーテイカーさん……あぁん!!)」



アンダーテイカーの激しい律動で絶頂まで導かれたマリアンヌは、身体をしならせて、下半身を痙攣させながらビクビクと達してしまった。



マリアンヌが絶頂まで達したのを確認すると、アンダーテイカーも自身を抜き去り欲望の果をマリアンヌの胸元に放った。



「(はぁ……はぁ……あぁ……)」



「マリアンヌ、最高に素敵だったよ…ありがとう。」



肩で息をしているマリアンヌに礼を言うとアンダーテイカーは汚してしまった胸元をタオルで拭いてやった。


「小生は死神だから…マリアンヌとの間に子供ができる事はない。まぁ、それはそれで少し寂しくも感じるけど、望まない妊娠をする事はないから安心おし。」


そう言うと、アンダーテイカーはマリアンヌに布団をかけてやり、自身も隣に横になる。


すると、何かを言いたかったのかマリアンヌがサイドテーブルに置いてあるペンに手をのばした。


「ちょっと待ってマリアンヌ…」


アンダーテイカーは伸ばしているマリアンヌの手を取るとそっと自身の手のひらまで誘導する。


「(???)」


「ねぇマリアンヌ、今度から小生と話をする時はここに書いてよ。小生の手を取ってマリアンヌの指で書いておくれ。」



「(ここに…ですか?ペンで書かなくても分かるんですか?)」


マリアンヌは戸惑いつつも、アンダーテイカーの言われた通りに、手のひらに自身の指で書いてみた。


「そうだよ、正解。ちゃんと読めてるから大丈夫だよ。」


マリアンヌの書いた文字はちゃんと通じた様だった。



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