第7章 死神との出会い
ジュルジュルと音を立てて自分の乳首に吸い付いてくる感覚は嫌悪以外のなにものでもなかったが、男はニヤニヤと下品な笑いを浮かべながら実に楽しそうだ。
少女は体中を舐め回され臭い唾液まみれにされると、吐き気が込み上げこの部屋から逃げ出したくなってしまった。
しかし、自分は大金と引き換えにここにいるのだ。
もしここで自分が逃げるような真似をすれば亭主からどんな折檻をうけるか想像するだけで身震いがする。
むごいことに、少女に逃げ道などありはしなかったのだ。
「どうだい?気持ちいいだろ?今度は一緒に気持ちよくなろうか…」
はぁはぁと息を上げて男が、ズボンを下着ごと下ろすと、そこからあらわれた陰茎は猛々しく勃起しており、初めて見る少女は思わず恐怖感に襲われた。
「ほら、咥えてごらん。」
「(……………い、いやよ……)」
この男はいったい何を言っているのだ。
理解に苦しんだ少女は首を横に振ろうとしたが、髪を掴まれ無理矢理口に押し込まれてしまった。
「(ふう……うぅん……)」
生臭いような酸っぱいような匂いが鼻につき思わず嘔吐しそうになるのを必死に抑える。
「どうだい?うまいだろ?今挿れてやるからな……」
少女の唾液と男の先走りで十分に滑りが良くなると、ベッドに仰向けに寝かせて脚を大きく開かされた。
「君、初めてなんだよね?最初は痛いけど、すぐに良くなるから安心していいよ。」
そういうと男は自分の勃起した陰茎を少女の膣口にすりつける。
まさかとは思うが……
その先に待ち受ける行為に少女の顔は絶望に歪む。
「いいね〜、いいね!その顔。高い金を払って買った価値があったよ。」
幼い少女を陵辱してその表情に興奮するなど、なんとも悪趣味な男だ。
だが、そんな男に買われてしまった少女は大切な初めてを無惨にも奪われ、その細い身体を貫かれてしまった。
「(キャア、いやぁァァァァァ!!!)」
マリアンヌは生まれつき声を出せない上にここは娼館。
どれだけ叫ぼうともその声が誰かの耳に届くことはなかった。