第5章 死神は御満悦
マリアンヌは裸で布団に潜り込んでいた為、なんの障害物もなくその手は目的の場所に辿り着くことができた。
愛しいマリアンヌの割れ目をなぞればまだ何もしていないのに、ソコは十分過ぎるほどの潤いを帯びていて、アンダーテイカーの長い指に絡みついてきた。
吸い込まれるように指を侵入させればツプリと厭らしい音を立てその肉壁は彼の指を奥へ奥へと誘い込む。
「おやおや…そんなに小生を急かさないでおくれ。滅茶苦茶にしたくなっちゃうだろ?」
少し意地悪にマリアンヌの方を見れば熱を帯びた目に薄っすらと涙をためて、懇願するような視線を送ってくる。
「(あぁ……。)」
わずかにでも指を動かせば身体を強張らせ、マリアンヌは全身の力をつかって、膣内に侵入している指をギュウギュウと締め上げた。
欲しくて欲しくて堪らないのだろう。
こんな“据え膳”状態のマリアンヌを頂かないわけにはいかない。
アンダーテイカーはニヤリと口角を上げると、侵入させた指を激しく前後に往来させ始めた。
「(あぁ……ん……ん……)」
すぐに卑猥な水音が寝室に鳴り響き、溢れ出す愛液は遠慮することなくシーツを濡らし、大きなシミを作っていく。
しばらく指での愛撫をしマリアンヌが1度目の絶頂をむかえると、アンダーテイカーはブーツのベルトを外し放り投げ、マリアンヌによって挑発させられてしまったモノをとりだした。
もう準備はできてるというのにアンダーテイカーはわざとらしくもその先端をマリアンヌの蜜口に擦り付けると、なんとも変態的で意地悪な台詞を呟いた。
「マリアンヌ〜?“いただきます”のご挨拶はしなくていいのかい?」
いつもならこんな台詞、頑なに嫌がるのだが、心を崩壊させてしまった今のマリアンヌは、その傷を埋めるが如く、アンダーテイカーを底無しに欲しがる身体になってしまったのだ。
一瞬顔を赤くはさせたが、アンダーテイカーの命令に背くことなく従順に従ってみせた。