第1章 狂愛【安室透】
安「じゃあ行きましょうか。大丈夫ですか?」
『大丈夫です。いつもすいません。送ってもらって。』
安「いいんですよ。僕が送りたいんです。気にしないでください。」
と安室はポアロを出て、彼の車まで歩いた。そして、車に乗り込み出発した。
安「さんは彼氏とかいないんですか?」
『いませんよ!いままでいたことなんてないですよ。ファーストキスもまだなんですから!』
安「そうなんですね。さん、かわいらしいからそういう人がいるのかと思いました。」
『そういう安室さんこそ、彼女いるんじゃないですか?』
安「ははは。僕こそいませんよ。」
『うそだぁ!こんなイケメンなのに!』
などと雑談をしているうちに家に到着してしまった。
『ありがとうございました。いつもいつもすいません。』
車の扉を開き、安室へお礼を述べる。
安「気にしないでください。明日もお待ちしてますね。では、おやすみなさい。」
『はい。おやすみなさい。』
車から降り、扉を閉めて安室へ一礼し、家へ入って行った。安室はその姿が見えなくなるまで見つめていた。
安「はぁ。だめだ。限界だ。もう止まらない。」
安室は俯き、再びの家のほうを見た。その表情はどこか切なげな表情をしていた。
『あー。安室さん...好き。どうしよう。ドキドキが止まらないよ。』
はベッドにうつ伏せになり、足をばたつかせていた。
『期待してもいいのかな?』
はそのまま眠りについていった。