第4章 Proposal
「うおおもうしねェ!ナミさんをこれ以上傷つけないでくれ!!」
「やめろナミ!ナミが死んじまう!!」
「私の体に触れたら20万べリーよ。覗き10万。」
「そんな殺生な!!」
「「あっはははは!!!」」
「いつまで笑ってんのよ!人ごとだと思って!!!あんたもなんでここに居るのか、トラ男のこともちゃんと説明してもらうわよ!!」
「はっ、はい!!」
それから、ルフィチーム、ナミチームがお互い何をしていたのかを話しつつ状況の整理が進んだ。ウソップはそれをまとめる為に普段持ち歩いている種から紙と書き物を発芽させる。茶ヒゲは大きな柱へ鎖で拘束されており、話に興味のないルフィは子供達と遊んでいる。
「つまり初めから解明していくと…コイツが例の"ワノ国の侍"なんだ!」
「……。」
「おれ達が拾った救難信号は"ボス"と呼ばれるあのワニタウロスへ部下から送られた信号だった。この侍がケンタウロス達を斬りまくった事が全ての元凶だったんだ。」
「しかし拙者は行方しれずの息子モモの助を救うべく邪魔する者を斬ったまで!現に…見ろこれだけの子供らが施設に閉じ込められていた!きっとモモの助もまだ中に!!」
「うん、ここにいるのは全員じゃないよ。」
「新しい子達はまだ名前も覚えてないし…。」
「だが問題は信号の後だ。何が起きた。」
「さっきの男でござる!まわりの者達が"七武海"とはやし立てていた…。」
「え!?トラ男か!?あいつ"七武海"になったのか!?」
「ええ…この2年で加入したのよ。」
何人かの子供達も遊ぶことを辞め集まった。ルフィも話が耳に届くと自分の知らない情報に驚きの声を上げる。
「拙者あっという間に体を3つに斬られ…頭は施設へ胴は置き去り足は何やら猛獣の餌になる所…気配を頼りに逃げ回っていると何かにくっついた様で…。」
「それがドラゴンの後頭部だよ!!」
「そういや「七武海め」とか言ってたよな!」
「え?下半身でしょ?なんで喋るの?」
「ん?それもそうだな。」
「あァあれは"屁"でござる!」
「!?」
「もともと拙者の特技でござブー。」
「屁だったのかよ!!最悪だ!!」
「そうでござブ〜。」
「あ!室内だとくせェ!」
「ヨホホしかし頭と足の人なんて滑稽ですね。逆に私は先程胴だけの人にお会いしましてね〜。」