第3章 reunion
「わ、私取ってきます!」
「おれたちも探すぞ!!」
は1度コートを脱ぎ翼を羽ばたかせ少し遠い位置で石を拾い集めた。サンジやナミ達も、子供の分まで拾い集める。人数分集まった所でを含め各々石を頭の上へと乗せた。
「これが何だ!!」
「寒く無くなるまじないなんて嘘くせェマネしやがったらハリたおすぞ!!」
「"ドロン"!!!」
侍が声を上げるとぼふん、と大きな煙が上がった。すると各々気が付けば暖かなコートや手袋、なんと靴までもがいつの間にか身にまとっている。
「え〜〜〜!!?」
「コートが出て来た〜〜!クツも!!!」
「なんで!?何したの!?」
「わー暖かい〜!」
「あったかいよ〜!!」
「拙者…実は"世にも珍しき果実"を食し、以来己・他人問わずいかなるものにも変装できる妖術を使えるようになったのでござる!異国の服はよく存ぜぬがこれで良いか?注意しておくが妖術故その服は脱げば消える。」
「すごーい!首の人ありがとう〜!!」
「悪魔の実の能力者だったの!?」
「しかしおめェ…こんな事出来るなら始めからやれェ!!」
「ウヌゥ……!!」
チョッパーの蹄の制裁が侍の頭に降り注ぐ。思いっきり殴られた生首は雪を転がりたんこぶを作って血を流した。
「…しかしせっかくの乳バンドを覆い隠すのが惜しく!!」
「アホかァ!!」
更にフランキーの鉄槌が生首の頭に落ちた。は先程まで着ていたローのコートを綺麗にたたみリュックの中へ仕舞った。