第3章 reunion
そんな時、不意に遠くからドドドド…と何か大きな生き物が走る音が聞こえて来る。
「いた〜〜〜〜!!お前ら〜〜〜!!!」
「みなさんご無事ですか〜〜ヨホホホ〜〜!!」
「あっ!どうしてここに!!?」
「ルフィ達だ〜〜!!ゾロ〜ウソップ、ロビン、ブルック〜〜〜!!!会えて良かったぞコンニャロ〜〜!!」
「何だ、あのバカコックのハイテンション。寒さでとうとう…」
「あれ何だ?デッケー子供たちに見えるが……ってルフィ?どうしたお前固まって。」
茶ひげの背に乗ったままのルフィは目を見開いた。そこに一味以外の大人がもう1人紛れていたのだ。目が合ったは嬉しそうに笑う。
「ルフィ!!」
「!!!」
「……えっ。きゃああっ!?」
瞳を輝かせたルフィの腕がに伸びた。両肩を掴むとそのまま茶ひげから飛び降り、伸ばしたゴムが元の長さに戻るかの如の勢いで彼女へ急接近しそのまま飛び付く様に抱き締め2人は雪の中へと倒れる。
「ひっさしぶりだなー!!元気だったか!?会いたかったぞ!!!」
「う、うん…!ルフィも元気そうだね…。」
「なんだ!?ルフィとは知り合いだったのか!?」
「よりによってちゃんの知り合いがルフィだったなんて…何だこの悔しさは…!!!つーかルフィ!!レディにいきなり飛び付くんじゃねェ、危ねェだろうが!!」
「あっ、そうか悪ィ!つい嬉しくてよー。怪我ねェか?」
「大丈夫だよ。ナミ…じゃなくて、サンジさんもありがとうございます。」
「ん?アレ??ナミがサンジ?」
到底ナミとは思えない口調のナミにルフィは首を傾げた。程なくして追い付いたロビン達もそれぞれ本人とは思えない行動と言葉の数々と見知らぬ人間に首を捻る。
「アウ!とにかく一旦雪の当たらねェ場所に移動するぞ!ガキ共も居るしな!!話は後だ!!」
「一体何がどうなってやがるってんだ…。」
「とても面白い事になってるみたいね。」
「、どうやってここに来たんだ?」
「それも後で話すね。」
そうして全員揃った麦わらの一味と、研究所に居た子供達は近くに転がっていた施設のものと同じ素材と思われるパーツの洞窟の中へと入った。