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エルヴィン裏短編/滾る心の命ずるままに

第1章 叶わぬ想いを胸に



ズチュッ、ズチュッ、ズチュッ…

激しい水音と腰を打ち付ける音が浴室に響き渡る。

それに同調するようにリンネの喘ぎ声も甲高くなっていく。

「あぁ!あぁん!団長…もう…できません…!」

「できない?気持ちよくはないのかい?」


意地悪な質問を返すと、エルヴィンは打ち付ける律動を緩めることなく指で陰核を弄んでやった。


クニクニと押しつぶすように刺激を与えると、リンネの膣内はまたも快感を欲して締まりを良くした。


「下の口の方が正直だね…上の口も正直になりなさい、そしたらもっと気持ちよくなれる。」

エルヴィンはリンネを振り向かせると舌を絡ませる深い口づけをした。

「ん……ふぅん…ん…」

逃れることの出来ない深い口づけからも痺れるような快感が流れ込む。




リンネは娼婦。

ここは娼館であるため客と性行為をするのは当たり前の事。だが、客から金を貰ってるゆえ、娼婦は性的なサービスを客に提供する。
そんな事は子供でも知っているだろう。

現に、リンネも今まではその様に接客をしてきた。
客との時間の中で、性の快感を味わうなど、ほんのオマケ程度にすぎなかった。


だが、今は違う。
この部屋にきてベッドに押し倒されてから、もう何度絶頂を感じただろうか。
もはやイキ過ぎて全身の筋肉がおかしくなりそうな程だ。

それでもエルヴィンはやめてくれる様子はない。
いや……やめてくれなくてもいい……

こんなに善がり狂わされるのは初めての事だったリンネは、少しずつ身体が正直になっていくのを感じた。


「あ……団長……気持ちいい……」


涙で瞳を潤ませながら、素直に呟くリンネの反応にエルヴィンは満足げに口角を上げた。


「や、やめないで、団長……気持ちいい……もっと……もっと、欲しい!」

完全に娼婦としての立場を忘れてしまったリンネの口からは次々と素直な言葉が溢れ出した。

もう敬語を使う余裕もない様だ。


「そう……それでいい。」



浴室の壁に手をついていたリンネの両腕を掴んで後ろにまわすと力強く引き、更に深く貫くように腰を打ち付けた。


ズチュッ!ズチュッ!ズチュッ!


「あぁ…!はぁ…!はぁ…!気持ちいい……もう…イキそう……団長…」


リンネはブンブンと首を振り出した。


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