第2章 マルガリータ
貴方side
マルガリータ「皇后様が苦しんでいる時にオレは何も出来なかった。楽にすることさえ、できなかったんだ…
でもね、マスターがこうして貴銃士としてオレを呼び覚ましてくれたから…
待っててマスター…今、オレが楽にしてあゲル♪♪」
その時のマルガリータの目はたまに私に向けるあの目だった…
貴方「待ってマルガリータ!!」
マルガリータは引き金を引く。
貴方「誤解してるy…
ばぁァァァ…ン…
基地に響き渡る銃声
おでこが熱い
人生最大の痛みだ
マルガリータが私の血で真っ赤に染まる
徐々に失われていく体温
体温が下がる私にいつものあの体温が伝わってくる
マルガリータのハグだ
返り血を浴びたマルガリータはいつもと変わらぬ笑顔で
マルガリータ「アハハハ♡マスターを楽にさせることが出来た♪♪皇后様もきっと喜んでるよ〜。」
マルガリータのピンクに染った頬にそっと手を添えて私の意識は途切れた。