第2章 マルガリータ
マルガリータside
マルガリータ「フーンフフンフフーン♪♪」
鼻歌を歌いながらマスターの笑った顔を思い出す。
アハハハ♡どうしてマスターの笑顔を思い出しただけでテンションがアガるんだろ〜!!
すると遠くの方から
貴方「マールーガリーーター!!」
なにやらオレにお話があるみたいで…最近レジスタンスに新しい仲間が増えたのはいいもののこうして二人っきりの時間って久しぶりかも〜!?アガる〜!!なんの話かな〜恋バナかな〜♪♪
…かと思いきや
マスター曰くオレがマスターになにか不満があるんじゃないか…だってさ。
実際今の生活はEverydayちょ〜楽しいし、強いて言うなら少し基地がボロいことだけどそれはマスターとは全く関係ないし〜。
どうしてそんな事…ってあれ?
マスター…泣いてる…どうして??
マスターの泣き顔と皇后様の泣き顔が重なる。
皇后様…
マルガリータの脳裏にはあの頃の光景が
マルガリータ『オレは何も出来ないの?』
マルガリータ『皇后様を虐めている人たちを殴る事が出来ない』
マルガリータ『最近悲しい顔しか見てない…』
マスターは…悲しいの…?…苦しいの…?
ごめんね皇后様、また同じ間違いを…
またしてもマルガリータの脳裏にあの頃の光景が
マルガリータ『もし、オレも皇后様と同じ人間の身体だったら…』
マルガリータ『…オレが楽にしてあげられるのに…』
…そうか、もうオレは人間の身体を持ってる。
皇后様を…マスターを楽にしてあげることが、苦しみから解放してあげる事が出来るんだ!!
するとマルガリータは意を決しマスターの側まで歩み寄り、古銃を構える。
貴方「…え?」
銃口はマスターのおでこの中心に当てられていた。
マルガリータは銃口をマスターにくっつけたまま歩を進める。必然的にマスターは後退りをせざるを得ない。
マルガリータ「今まで気づけなくてごめんね、マスター…
辛かったよね?
痛かったよね!?
苦しかったよね!!??
逃げ出したかったよね!!!???」
銃口を向けられ、息を荒らげるマルガリータに恐怖すら通り越し遂に無言になるマスター。
マルガリータ「……オレね、貴銃士になったから皇后様に注げなかった分の愛情をマスターにたっっくさん注ごうって思ってた。」