第2章 マルガリータ
貴方side
…私がなにかしたならば早急に謝らなくちゃ…。勿論、マルガリータは私に何もしていない。ということは原因は100%私。
そう言いつつ全く身に覚えがない。これじゃあ、マスター失格よね。いつも最前線で戦っている貴銃士に不満を抱かせているんだもの。
ふと視線をあげた先には噂をすればのマルガリータ。どうやら基地内をお散歩中のようだ。
この際聞いてみちゃおうかな…大きく息を吸って
貴方「…マールーガーリーーター!!!!」
マルガリータ「うぉう!!びっくりしたァ〜!アハハハ♡マスターもおっきい声だすんだね〜どしたのー??」
いつもと変わらず元気なマルガリータ
貴方「あのね、お話があるの。移動できる??」
マルガリータ「うん!いいよ〜今ね楽しいことないかなぁ〜って探してた所なの。」
。o♡o。+。o♡o。
基地の誰も居ない部屋へと入る
マルガリータ「マスタ〜、お話って〜?」
窓際の机に腰をかけ足をばたつかせるマルガリータ
落ち着け私…
呼吸をゆっくり整え遂に口を開く
貴方「マルガリータ、最近私に何か不満とかない?」
マルガリータの足が止まる。部屋の空気が一瞬にして穏やかなものから殺伐としたものへと変わった。
マルガリータは目を細めた笑顔のままだ。傍から見るといつものマルガリータだが、私からすると貼り付けられた笑顔にしか見えなくなっていた。
マルガリータ「アハハハ♡おかしな事を言うなぁ、マスターは…どうして?」
貴方「…私の勘違いかもしれないけど最近マルガリータの私を見る目が冷たく思えちゃって…。もしかしたら私に何かしらの不満があるんじゃないかって…!」
何にも気づけなかった罪悪感からか、涙が溢れてくる…。
マルガリータ「……………」
マルガリータが押し黙る。あの笑顔のまま。