第2章 マルガリータ
貴方side
ケンタッキー「クソダサ野郎が…」
ケンタッキー君とブラウン君がまた喧嘩してる。
顔を合わせるとすぐ喧嘩するんだから
そんな所も好きだけど笑。
あ、家族って意味でね汗
微笑ましいけどスフィー君とシャルルヴィル君がいないから2人をとめてくれる人もいない
しょうがない笑
ここはマスターである私が…
。o♡o。+。o♡o。+。o♡o。+。
ふぅー…今日はレオおじさん達が探索で持ってきてくれた古銃が2つも!!
今日はいつもより調子がいい。よし、2つとも一気にやってみるか!貴銃士たちは頑張っているんだ。マスターである私が弱音を吐いている場合ではない。
舌にある薔薇の紋章が熱を帯びている。そして痛い。
恐らく今呼び覚まそうとしている貴銃士はニコラとノエルだ。マスター就任直後私は古銃についての最低限の知識は持とうと名前だけでも覚えたつもりだ。ラップさん達と作戦会議中の陛下を呼んでこの事を伝えたらとっても喜んでくれた。無下にはできない。
。o♡o。+。o♡o。
ニコラ「ナポレオン陛下に愛された、
対のピストル……そのひとつがぼく、ニコラなんだ。
えへへ! よろしくね、マスター!」
ノエル「ナポレオン陛下が寵愛した対のピストル。
そのひとつが、ぼく……ノエル…なんだよ。
君がマスター? えへへ……よろしくね。」
貴方「えぇ、よろしくね、ニコラとノエル!」
ナポレオン「おぉ!!会いたかったぞ!私の可愛いピストルたちよ!!」
そう言い両手を広げ双子にハグをするナポレオン
ノエル「ボク達もです…陛下!」
ニコラ「まさか貴銃士になっても陛下にお会いできるなんて!!」
3人ともとても嬉しそうでよかった…
呼び覚ました甲斐があったよ
少し痛いけど笑
ナポレオン「感謝する…、マスター!!」
貴方「…うん、じゃあ私は少し疲れたから休憩するね、あとは3人水入らずで、失礼するね。」
ニコラ「ありがと、マスター!」
ノエル「バイバイ…マスター」
ナポレオン「また後でな、マスター!!」
部屋を出る。実はまだ誰にも言っていないのだが最近ふとした瞬間に背筋が凍りつくような視線を感じるのだ。
目星はもうついている…マルガリータだ。
いつも元気ハツラツで笑顔を絶やさないマルガリータ…
それなのに私を見ている時はたまに目に光が宿っていない死人のような目をするのだ。