第2章 小さな命
数日後
緊張した趣で彼、玉森さんが家にやって来た。
裕太「初めまして、玉森裕太といいます」
母親「まあまあ、取り敢えずお入りになって」
彼をダイニングルームへ連れて行くと、すごく驚いた顔をした。
いや、我が家に着いた時から彼は驚いていた。
裕太「凄い!君ン家お金持ちなんだね」
「そうでもないけどね。パパが会社の社長ってだけだから」
我が家は、お祖父様の代から会社を経営している。
パパは二代目。
ママも実はお嬢様なの。
父親「玉森君、この度は娘が世話になったね。今日は私達のほんのお礼だから、遠慮なくどうぞ」
裕太「あ、はい」
緊張していた玉森さん。
時間が経つにつれ緊張がほぐれてきたのか、楽しそうにパパ達と会話していた。