第2章 小さな命
「今日は来てくれてありがとう。パパ達、すっかり玉森さんを気に入ったみたいね」
裕太「ははは………(汗)」
食後、2人で庭を散歩した。
「でもまさか玉森さんが芸能人だとは思わなかったよ」
彼はKis-My-Ft2というグループで活動しているとかで、芸能に疎い私には彼が凄い人気だとは、この時はまだ知らなかった。
しかしよくよく考えると、年上とは思えない程可愛い顔をしてるし(なんて言ったら怒られそう(汗))………
芸能人っていうのも納得かもね(笑)
裕太「別に隠してるつもりはなかったんだけどね(汗)」
「ねぇ、玉森さん」
裕太「ん?」
「また会ってくれますか?」
裕太「えっ?」
「私、友達ひとりもいなくなっちゃったから、もし玉森さんさえ良ければ友達になってもらえないですか?」
彼は驚いていたけど、優しい笑顔でいいよって言ってくれた。
その日から私達は連絡を取り合い、玉森さんの時間がある時は遊びに来てくれた。
すっかり彼を気に入った両親は、何だか息子ができたみたいと喜んでいた。