1人の少女を救うことはできるのか!?【浦島坂田船】
第2章 1人の少女
96「わかったわ、とりあえず体を拭いてどれだけ傷があるか見て服を着替えさせればいいの?」
さ「うん…」
96「この顔みたいに切り傷があればどうしたらええの?」
さ「とりあえず血が出てたら傷口には触らないように消毒液をつけたガーゼで血を拭き取って触らんようにしといて、それで後で教えて応急処置するから」
96「終わったら呼ぶから待っとって」
さ「よろしくな」
96「わかった」
数十分後…………
96「終わったで」
さ「どっやった?」
96「えっと…ふくろはぎとふともも、お腹、右の横辺りの胸辺りにも切り傷があった…」
さ「ん〜どないしよ…
しょうがないから96猫手伝って」
96「いいけどどうするの?」
さ「応急処置は俺がするから胸の部分にタオル掛けて俺から見えないようにして」
96「わかった」
さ「とりあえず顔かやるから補助よろしく」
96「わしにもできること?」
さ「ガーゼとってとかだから大丈夫」
96「わかった
にしても綺麗な顔立なのにこれって痕残るの?」
さ「わからない…看護師なだけで医者じゃないしね」
96「そっか…残らないとええな」
さ「そうやな…」
96「とゆうかこれって誰の服?」
さ「うらさんのやけど?」
96「うらたんのでもちょっと大きいね」
さ「男物だしね
あとは胸のほうだけだから後ろ向いてるからタオルかけ終わったら教えて」
96「りょ〜」
96「できたよー」
さ「んー、とゆーかちょっとやばいかもしれへん…」
96「なにが?理性が?」
さ「それもあるけど…傷口が1番深い…」
96「あるんかい…でも傷口が深いとなにがやばいの?」
さ「消毒液を多めにしなきゃなられんから起きちゃうかもしれない」