第1章 信じる想いと不安な気持ち
留学当日
太輔「いよいよ出発だね」
「そうだね」
太輔「やっぱ、いざ離れ離れになるかと思うと寂しいけどさ、には思いっきり夢の為に頑張ってほしいな」
「うん、私頑張るよ」
太輔「あ、そうだ」
そう言って太輔は白い封筒を取り出した。
太輔「もし辛いこととか悲しい事とかあったら、これ読んでよ」
「うん、わかった…………じゃあ………そろそろ行くね」
行こうとする私を引き止め、太輔が強く抱き締めた。
太輔「がんばれよ!いつでもが帰ってくる場所を用意して待ってるから」
私にはいつでも帰る場所がある。
そう思えたから、2年間の留学を頑張れた。
帰国してからも、それまで以上に私を支えてくれた太輔。
彼の存在は、私にとって本当になくてはならないもの。
それはこれからも変わらない。