第1章 信じる想いと不安な気持ち
5年前
当時私達は付き合って1年。
私は自分のお店を持つ、太輔はデビューとお互いが夢の為に頑張っていた。
太輔「、聞いたよ。店長さんに留学を勧められてるんだって?」
「うん………………でも………正直迷ってるんだ」
太輔「どうして?凄いチャンスじゃん」
「そうなんだけど………」
留学期間は2年。
凄いチャンスだという事はわかってる。
でも…………今、太輔の側を離れるのは不安。
太輔は、まだデビューしていなくても沢山のファンがいる。
デビューすればもっと沢山のファンに囲まれるだろう。
2年…………
太輔の事、もちろん信じてる…………信じてる……けど……
私は離れ離れになっても、太輔を信じていられるかどうかわからなかった。
私達はギリギリまで、何度も何度も話し合った。
お互いの思い、不安な気持ち、2人がちゃんと納得するまで話した。
太輔が本当に私の夢を応援してくれてる。
その想いが痛いほど伝わった。
私はフランスに行く事を決めた。