第1章 信じる想いと不安な気持ち
ー主人公視点ー
司会者「皆様、前方をご覧下さい。只今運ばれて来ましたウエディングケーキは、パティシエである新婦様の手作りでございます」
私達の目の前に運ばれて来たケーキは、今までの私達の想い出が詰まったケーキ。
太輔がデザインをして、私が形にした。
司会者「新婦様は、2年間のフランス留学の後、ご自分のお店を都内にOPENされました。今では雑誌でも紹介される程の有名店でございます」
私が留学の事で悩んでいた時、太輔が背中を押してくれた。
あの時留学を諦めなくて、本当によかったと思う。
太輔がいつも応援してくれてたから、今の私があるんだ。