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絡み合う糸。
第2章 似ている私たち。
「お待たせ!」
ジャージから制服に着替えた中島くんがやってきた。
「じゃ、行きますか」
「はい」
校舎を出て並んで歩く。
チラリと彼を見る。
背が高くて
茶髪の綺麗な髪
吸い込まれそうな大きな瞳
勝手に胸の音が大きくなっていった。
なんでだろ...
「ここだよ」
指差したのはかわいらしいカフェ。
ダメダメ。
ちゃんとしなきゃ。
私の彼氏は風磨で。
中島くんはあくまでも...
浮気相手。
そしてこれは...
浮気デート。
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