第2章 似ている私たち。
「ここのスイーツめっちゃ美味しいんだよ」
席に着くなりメニューを手に取る中島くん。
「どれにする...?」
そこにはとても美味しそうなスイーツの写真が並んでいた。
「えーと...」
私の目についたのは
赤い苺がのったショートケーキ。
「私...苺のショートケーキにします」
「マジ!?俺もそうしようと思ってた!!飲み物は?」
「ミルクティー...」
目の前に座る中島くんを見ると
目をまんまるにして驚いた顔をしていた。
「俺も...そうしようと思ってた」
「ホントですか!?」
ここまで同じとは...
「俺達さ...いろんな意味で似てるよね笑」
確かに...
"いろんな意味"で似ているのかもしれない。