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Best sex friend

第3章 ○曜日


美咲は乾いた髪をブラッシングしながら、相変わらず俺を見つめ続ける。
「・・・なーに?」
まどろむ目で、どうにか美咲の笑顔を捉えて尋ねる事が出来た。
「寝顔が可愛いなーって。」
溶けるような笑顔で言われたら、こっちだって幸せになってしまう。
でもこの幸せは、変に期待してはならないものだから。



もうあの頃みたいな辛い思いはしたくない。
だからこの幸せを本気で捉えちゃいけない。
嫉妬とか、愛情とか、面倒な事は捨てなくちゃ。




「ねぇ、美咲。」
「何ですか?」
「エッチしよっか。」
美咲は分かりやすく女の顔を見せた。
「でも大貴さん、眠いんでしょ?」
「帰って来たら犯してあげるって約束したからさ。」
「明日も朝早いのに。」
「早いけどその分早く帰れるから。」
「でも・・・。」
ええい、面倒だ。寝ぼけている俺は少しだけ苛立つ。
俺達セフレなんだろ?だったらやる事は1つだ。さっさと来いよ。
「おいで。」
両手を広げて催促すると、美咲は顔を赤くして俺の腕に飛び込んで来た。

美咲が「おいで」に弱いの、3年前から知ってる。
美咲の好きな事なら、何でも知ってる。
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