第3章 ○曜日
ゆっくりゆっくりキスを落とす。
触れるだけ、撫でるだけ。優しく優しく包むように。
顔を離すと美咲は照れたように顔を伏せて笑った。俺もおでこを合わせて一緒に笑った。
キスして、キスして、顔を合わせて。
このゆったりしたペースが付き合い立てのカップルみたいで、トロトロと静かに溶けてしまうような気分だった。
布団を頭まで被った。視界は真っ暗。それでも唇を探してキスする。2人だけの密室空間のような感覚にすごく興奮した。
「あのね。」
美咲がキスの合間に恥ずかしそうに口走った。俺は急かさないように待ってあげる。
「先輩とファミレスにいる時、大貴さんの犯して上げるって言葉を思い出して、帰ったら犯されちゃうんだって思って、その・・・ドキドキして濡れちゃったの。」
一気に血液が股間に集まったのが分かった。
やっぱり俺のツボを突くのが上手い。いやもうこれは俺のツボじゃない。男にとってのツボだ。
せっかくゆっくりしようとしてたのに、興奮のあまり思わずがっついてしまった。
舌を入れて、歯列をなぞって、唇を舐める。
美咲の唾液は歯磨きのせいかミントの味がした。
胸に手を添えた。柔らかい膨らみは手にちょうどいいサイズ感。やっぱり大きくなった。
お風呂上がりでブラをしていないそのおっぱいは、服の上からでも乳首が触って欲しそうに主張していた。
「あっ!」
はじくように触ってやると大きく反応。そんなに触って欲しかったのか。
「んんっ、あひっ・・・あぁん!」
顔を離して布団を剥がすと、気持ち良さそうに顔をしかめる美咲がいた。