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Best sex friend

第2章 土曜日


支度を終え家を出ると、外はデート日和と言わんばかりに快晴だった。
俺達はマンションの駐車場に停めた俺の車に乗り込む。
「大貴さんの車も年季が入って来ましたね。」
「まぁ中古だからね。」
「買ったのって1年前でしたっけ?何ていうか馴染んできましたよ。」
美咲はテンションを上げてシートベルトを締める。
「・・・大学時代から車欲しいって言ってましたもんね。」
ぽつり、小さく呟かれる。
大学時代、つまりは俺にとって本気の浮気時代が頭をかすめた。
「そうだね。」
俺はエンジンを回してアクセルを踏み込んだ。



俺と美咲の出会いは3年前、友達の彼女として美咲を紹介された時だった。
当時お互いが住んでいたアパートが徒歩1分と近かった事や、考え方が似ている事から自然と仲良くなった。
「他人からのアドバイスってつい反抗しちゃうんですけど、大貴さんの言う事って素直に聞けるんですよね。」
よく相談なんか持ちかけられて、2人で会う事も多くなって、お互いの家を行き交う事も珍しく無くなった。
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