第1章 金曜日
美咲はきょとんと俺を見つめた。
「大貴さんってぽっちゃり派?」
「女の子の体型には興味無い。美咲限定。」
美咲は不意をつかれたように顔を赤らめた。
女の子の見た目には興味が無い。というか人の見た目に興味が無い。
俺が見た目にコンプレックスを持っているからだろうけど、見た目で人を判断する奴が許せない。
俺のタイプを言うならば性格の話になる。優しいとか、知性があるとか、アクティブだとか。
でも言ってしまえば・・・俺を愛してくれればそれでいい。
「美咲ならどれだけ太ってても愛せるよ。」
「・・・馬鹿。」
ぽすっと、俺の胸に顔を押し付ける美咲。
大きくなったおっぱいが少し当たった。
「それにぽっちゃりな美咲を性的に食べられるなんて最高じゃないか。」
「死ね。」
マジなトーンで言われたけど、男はみんなそんなもんだと思うぞ?