第1章 金曜日
美咲の足が少し開いた。
俺の背中に美咲の指が食い込む。
「大貴さん・・・イく!」
「いいよ。遠慮なくイって?」
耳元で優しく囁くと、美咲の足がまた少し角度を広げた。
「イく!イく!イっ・・・!」
美咲の呼吸が止まって、体は数回大きく跳ねた。
背中を反らして、同時に自然と俺の手から逃れるように腰が引ける。
でも逃がしてなるものか。
「やぁっん!」
遠慮なくそのままクリトリスを擦り続ける。美咲の体がまた跳ねた。
「やだ!大貴さん!」
嫌だなんて知らない。感じている声は可愛いけれど、ここは少し黙らっしゃい。
うるさい口はキスで閉じてしまえ。ついでに舌で栓をしてやった。
「んーっ!」
まだ何か聞こえるけれど、それはそれで面白いからよしとしよう。
すっかりずぶ濡れの中に指を入れると、きゅっと暖かい肉が出迎えてくれた。