第1章 金曜日
服を脱いで脱がせて、自分で脱いでもらったりして、俺達はお互いの肌に直接触れ合った。
キスして、触って、舌を這わせて。
「はっ・・・んん・・・。」
やっぱり俺は美咲の甘い声が好きだ。何よりも興奮する。
本当に童貞なんじゃないかってぐらい、俺は美咲の体に夢中になっていた。
足の間に手を入れる。湿度が格段に上がっていた。
そのままクリトリスを擦ると、美咲の声が跳ね上がった。
「やぁ!大貴さ・・・ひゃんっ!」
俺の背中に腕を回して、必死にしがみついて来る美咲。
自然と声が耳元で発せられて、快感で体が反応するのも直に伝わって、俺の興奮度も跳ね上がった。
「んっ!」
たまらずキスする。手は止めない。口の端から漏れる嬌声が俺の脳をしびれさせた。
唇を離すと、快感で歪んだ顔の美咲が見えた。
たくさんの男を虜にして来た端正な顔立ちが、俺の手で淫らに歪んでいる。
そう思うと何とも言えない興奮が背筋をぞくぞくさせた。