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【文豪ストレイドッグス】蒼天の嗤う頃に

第2章 任務


「終わったよ中也」

「こっちもだ。つか、手前女なんだからもう少し自重しような?」

「減るもんでも無いし」

「ガッツリ減るもんだろうが」

等と会話を繰り広げながら、その血腥い場所を出る。

「終わり?」

「首領に報告して報告書作成したら終わりだな」

そこから少し歩いて、マフィア本部の建物に入ると忽ち皆がこうべを垂れ、お疲れ様ですという言葉を投げかけてくる。

そしてエレベーターまでの道が花道のように開かれていき、二人でその真ん中を歩いて行く。

最中、こんな声が聞こえてきた。

「中原幹部かっこいいー」

その声のした方を見ると、睨んだと勘違いされたのか慌てて頭を下げてくる。

中也が格好良い____。

自分より二センチ程低い、隣にいる中也を見る。

………………確かに、顔は整っていると、思う。

いや、普通にイケメンの部類に入るし、性格も良いし、強いて悪口を言うなら少し身長が低いということくらいしかないし。

「んだよ、俺の顔に何かついてっか?」

私の視線に気付いた中也はそう、行ってくる。

「ついてるよ」

「まじか」

「嘘だよ」

「あァ?」

エレベーターに乗り込むと、エレベーターはどんどん上昇していき首領のいる階まであっと言う間に着く。
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