【尾形】うちの庭が明治の北海道につながってる件【金カム】
第5章 尾形さん2
「……ぁ、ぁ、……っ……ゃ、あ……」
もう十分なのに、まだ欲しいものが来ない。
指を増やし、愛液にまみれた奥をぐりぐりとかき回される。
舌は首筋を舐め、別の手は荒々しく胸をもみしだく。
本当に、自然の中で交尾する動物になったみたいだ。
私は敷かれた枯葉を握り、イキそうなのを懸命に耐える。
でも確実に限界で、
「お、が、た、さ……」
口の中に指をねじこまれながら、かすれる声で懇願した。
すると背中にもう一度だけ口づけられ、
「……ぁ……っ……」
やっと願いが通じて、硬いモノが後口に押し当てられる。
「……っ……ん……っ」
腰をつかんで固定し、ゆっくりと入り込む。ぬらっとした感触と、わずかな異物感。
「……っ……ふ……っ……」
最初のときよりは労せずに雄が入り、私も受け入れる。
やがて痛みも無く、全て収まり、私は小さく息を吐いた。
「……ぁ……ぁ……、ぁ……!」
そして緩やかな挿入がウソのように、一気に責められる。
腰をつかまれたまま、雄をぶつけられる。
剛直が身体の中を何度も行き来し、奥に打ち付けられるたびに、頭が白くなる。
「はぁ、はぁ……ぁ……ひっ……」
「……っ……っ……」
四つん這いにさせられ、交尾の姿勢をさせられている。
肉がぶつかる音がいやらしく響く。腰を上げさせられ、より晒された秘部を全力で抉られた。
「……っ……ん……んん……っ……」
耐えきれずに握りしめた枯葉が手の中で粉々になっている。
もっと欲しくて、でもなぜか背徳的なことをしている気分が消えなくて、気持ち良くて、腰を勝手に振っていた。
「ん……っ…………っ」
首筋に軽く歯を立てられる。そろそろ限界近いのか、打ち付ける速度も上がる。
このすました男の余裕を、多少なりとも崩せたことにちょっと快感を覚えた。
「ぁ……っ……あ……っ……」
そして抜くほど引いて、最奥まで一気に突き上げる。
角度を変え、一番気持ちいい場所を、限界まで抉られる。
目がチカチカする。ガクガクと快感で腰が震える。
こぼれる愛液で、草床は完全に湿っていた。
「……ぁ……ぁー……」
頭がおかしくなったみたいな声が喉から漏れる。
まだイッてないのは自分でも奇跡だった。