• テキストサイズ

【尾形】うちの庭が明治の北海道につながってる件【金カム】

第3章 ラッコ鍋(尾形編)



 熱い。身体の中の異物感と、それを流すむずむずするような変な感覚。

 尾形さんは私の様子を見ながら、ゆっくりではあるが徐々に侵攻を速めてくる。

「……ぁ、ん……はぁ、……あ、あ、っ……おが、た、さん……」
「梢……」

 何でなんだろう。
 名前を呼ばれ、熱っぽい瞳で見下ろされ、口づけをされると、勝手に身体が溶けていく。
「……ぁ、あ……!」
 硬い性器が自分の中で擦れ、支配される感覚に愛液がにじみ出る。
 
「ぁ、…あ…!」
「梢。まだ痛いか?」
「ん……だい、じょぶ……です……」
「そうか」

 よしよしと、労るように頭を撫で目元の涙をぬぐわれた。
 冷たいように見えて、優しいところもあるんだなあとどこかで思った。

「じゃ、俺も我慢の限界だからな。一気に行くぜ」
「え……? は?……! ひ、ぁ、ああ……っ!」

 いや全然優しくなかった!

 足を抱え、思い切り秘部を晒す恥ずかしい格好にさせたかと思うと、容赦ない波が来た。
「ひ……あ!」
 猛々しい物が奥深くに一気に来る。今までにない強烈な感覚が身体の中で弾ける。

「っ、は、……ん、ぅ……あ、ぁ、ぁ、っ、あ……ん、んん……!」
「……っ、……っ…っ……!…」

 勢いをつけぶつけられ、身体の内が激しく擦れ合う。
 ぐじゅ、ぐじゅ、と、卑猥な水音の源は、つながった場所なのか、絡み合う舌なのか。
 でもその後はキスの余裕さえないほど、快感に呑まれる。

「ぁ、ひっ……あ、あ、……っ」

 さっきまで初々しく痛がってた自分はどこへ行ったんだろう。
「お、尾形さん……!」
 今や感じまくって愛液を流しまくって、尾形さんにすがりついて、必死に抱き寄せる。
「…………」
 尾形さんは激しく責め立てつつも目はどこか冷めていた。初々しさをぶん投げ乱れる私を見ながら、
「……やっぱりなあ」
 とボソッと呟いていた。どういう意味だ、こら!!
 
 けど。

「……ん……っ……」

 どうやら絶頂が近いっぽい。雄の本能から平常心の維持が困難になってきた模様。

「ぁ、あ、あ……ぁ、あ……ん、や、ん……」

 たくましい腕にかき抱かれ、首筋に顔をうずめられる。
 ずっるい! これじゃ、尾形さんの顔が見れないだろうが!
 
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp