【尾形】うちの庭が明治の北海道につながってる件【金カム】
第8章 第七師団
すでに時刻は真夜中だ。
私は半裸のまま鯉登少尉の膝の上にまたがらされ、耳朶をはまれている。
「……っ……ぅ……っ、ん……」
少尉殿は、無意識に膝を閉じようとしている私に、
「足を開け。もっと良くしてやるから」
「……は、い……」
そう言われると弱い。というか指使いが良すぎる。
無理に押し入ったりせず、私の反応を見ながら、気持ちの良い箇所を集中的に荒らされる。
茂みはすでに愛液で濡らされ『奥』に指を入れられても抵抗どころか悦ぶ始末。
「はぁ……あ……っ……」
「ふふ。いい顔になってきたな、梢」
「ぁ、う……」
「ほら、さっきまでの余裕はどうした? 何か言ってみろ」
「……ぁ、あ……っ……」
馬鹿みたいな言葉しか出ない。
半開きになった唇に指がねじこまれ、口内を好きに荒らされる。
あふれた唾液を胸にすりつけ、きつく揉まれ、声が上がる。
首筋や肩、目立たない箇所を甘噛みされ、広げた足の間からは愛液がとめどなくこぼれた。
鯉登少尉は次第に息を乱しながら、
「可愛いぞ、梢。ずっと……おまえと、こうしたかった……」
切なそうに背後から抱きしめる。
「ごめん、なさい……」
私にはそれしか言うことが出来ない。
「謝るな、馬鹿者」
また馬鹿って言う! 文句を言いたいけど、現実には火照って濡れた陰部を人の腿にこすりつけるという、とんでもないことをやっていた。
「ん……音之進、様……」
泣きそうな目で見上げると、鯉登少尉は眉根を寄せ、深々と嘆息。ただし顔は熱いようだ。
「そう急くな。まったく、やはり小娘だな。さっきは慣れた風な口をきいておいて」
やかましいわ。
だが鯉登少尉は私を横にさせた。そして身体に張り付いていた残りの衣類を剥がす。
それからご自分も軍服や下着を全て脱ぎ捨てる。
やや細身だが、鍛え上げられた身体があらわになる。
「…………」
そして足首をつかまれ、抱え上げられる。
愛液を垂れ流す場所に、先ほどに劣らぬギチギチになったペニスを押し当てられ、私の中の雌はヨダレを垂らさんばかりだ。
「梢……いくぞ」
「……もう一度……口づけていただけませんか?」
その頼みはすぐに叶えられた。